田んぼも終えてホッと一息ですが、山での作業はこれからが本番。
そんな今週末は「とよた森林学校 間伐ボランティア初級講座」に参加して来ました。
とよた森林学校では、森林・林業の理解を広めて森の整備や保全を推進しようという目的で、様々な種類の講座が開催されています。
その中で今回参加したのは、チェーンソーを用いて人工林の間伐を行う講座。
2泊3日という日程で行ってきます。
初日は開講式とオリエンテーションを行った後、森林保全に関する講義から。
森林の仕組みから森林の働き、人工林と天然林の違いなど、本当に多くの興味深い内容です。
挙げるとすれば「本当に深刻な人工林問題 = 災害防止機能の低下」と「森林ボランティアが取るべき携わるべき活動」。
切ることが目的ではなく、山を作るのが目的・・・その通り。
森林所有者へのアピール啓発を行うべき・・・まさにその通り。
あっという間の1時間半、全てがとても解り易く内容の濃い講義でした。
昼食後の午後は、実習林での講習。
チェーンソーの扱い方、アクセルワークを含めた玉切り・・・
玉切りは切下げでの一皮残し、切上げでの一皮残し、下から切上げたところへ切下げで中を一皮残しなど。
アクセルワークの良い勉強になります。
その後はガンマークによる伐倒方向調整と受口の練習。
とよた森林学校では斜切りから水平を切る方式で、受口の角度は70度くらいかな。
しっかりと受口作りを練習です。
初日から濃い内容、3日間という日程を考えると納得です。
夕方、宿舎に帰った後は夕食前のお風呂の時間。
山の上の小学校を改装した素敵な宿「あすけ里山ユースホテル」さんです。
夜は森林ボランティアに関する懇談会です。
泊まりだからこそ、時間を有効に使えますね。
全てのプログラムの終了は21:00でした。
翌朝は7:15頃からの朝食。
気持ちよい涼しさの朝、でも暑くなりそう・・・。
食事を終えたら森林調査、いわゆる林分調査の講義です。
講義を終えたら実習林に移動し調査を実施。
一旦宿舎に戻って、計算と森林の状態、施工方針についてグループ内で検討し食事後に発表を行いました。
その後は、受口の復習と追口の練習を再度みっちりと。
二日目の締めは、夕日に向かって立木の伐倒。
ラダーで登って木にかけたロープをチルホールで引く牽引伐倒です。
どーんと一本目、歓声が上がりました。
やっぱり気持ち良いですよね。
宿舎に戻ると日が沈む時間でした。
校庭から望める山々の先には名古屋駅も見つけることが出来ます。
心地よい風を感じながら、暫しボ~っとする時間・・・。
夕食では交流会が行われました。
お酒が入って、みんな上機嫌でしたよ。
・・・で、最終日の朝。
3日目も気持ちよい朝です。
3日目は朝から実習林へ。
立木の伐倒をメインに作業を進めます。
ロープを掛けたら、受口を作ります。
まずは小さめに作って、しっかりと方向確認。
確認した方向を元に受口を修正。
追い口を入れて退避してチルを操作して・・・
見事に狙い通り。ピンポイントで倒れました。
この頃になると、各自やることを分散して段取りが出来るように。
皆さんの吸収の速さはすごいです。
この後は閉講式を経て講座を終了。
座学、実習を含めて新たに多くのことが学べました。
普段行っている作業の振り返りにも。
また、最初は泊まりって・・・と思ってましたが、宿泊したことで皆さんと沢山の交流が出来ましたし、本当に楽しい講座でした。
参加してよかった。
お疲れ様でした、そして有難うございました。
しげ
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