扉を開けたその瞬間から始まるいろんなこと...

2019/10/13

岡崎市間伐講座 ~ 森林整備人材育成講座 vol.3 ~

全五回で開催中の2019年の森林整備育成講座。
開催予定であった昨日は、台風19号の上陸によって今日に延期。
影響が残ることを心配してましたが、朝から台風一過で秋晴れの天気。
少し風が強いけど・・・。
さて、今日は実習林での立木伐倒ですよぉ!!
朝一にミーティングを終えて、まずはチェーンソー整備と近年の災害事例の紹介。
実習を行うにあたり、最も大事なのは安全講習&安全確保です。

今回は山での目立てを想定して台上での作業ではなく地での作業。
災害事例は何回聞いても身が引き締まります。
危険作業を行っているという実感はいつまでも持たないとね。
準備が出来たら実習林へ移動。
台風の影響はなく、ハイキングやマウンテンバイクを楽しんでいる方も見えました。
まずは、林分調査を行うのですが、樹高を図るために講師で1本を伐倒します。
掛木になったね・・・込み合ってる林なので。
ツルを弱めて自重で落としました。
倒木は樹高、樹冠長と共に年輪を数えて樹齢を特定します。
36年生だったかな・・・
そしたら各班に分かれて林分調査へ。
林の状態は10000㎡で考えるのですが、そんなエリアを測定できないので、平均的な樹間・樹高の場所を数箇所選び、100㎡辺りの状態を調査します。
そのために使うのが5.65mの竿。
中心に決めた木から一周振り回すことで、100㎡の調査が出来るんですねぇ。
範囲内にある木の胸高直径を測定しながら本数を数えます。
測定したデータから、何本何割の木を伐採するか、保存木を何本残すか、どんな山であるかを導き出します。
ここで午前を終了、昼食後はいよいよ立木の伐倒へ。
前回まで行った基本手順を確認しながら、一つずつ丁寧に作業します。
ちなみに今回はロープでの牽引伐です。
時間はあっという間に終了の時刻。
初めての立木伐倒された方は、倒れたときの嬉しそうな顔が印象的でした。
ワタクシも初伐倒したときの何ともいえない高揚感は忘れられません。
でも、初めて立木に向かったときの恐怖感も忘れないようにしています。

今日も安全に作業完了できた一日。
小径木のロープによる牽引伐でしたが、次回からはクサビやフェリングを用いた伐倒作業になります。
もう少し難しくなるので、安全に気をつけながら作業しましょう!
みなさま、お疲れ様でした!

しげ

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