きこり作業の装備は、安全対策から!
山林作業を考え出した頃、何から揃えたら良い?との問いに、お師匠さんから最初に言われた言葉です。
道具を揃える前に… 技術を磨く前に… 山に入る前に…
もともと危険な作業です。
十分なくらいに安全対策を取っても、足らないくらいです。
そんなこんなで…
普段使用している装備としては...
<腰道具>
作業時に携帯する腰道具。
基本セットは以下。
お師匠さん達のスッキリした腰周りを見ながら、順次更新中です。
左から・・・
・ ペットボトルホルダ(飲み物用)
・ 腰袋 (くさび中x2、大x1、プラグレンチ、マーカー他)
・ くさび用ハンマー
・ 二丁挿し (片刃ナタ 195cm、Silky 手鋸 )
ベルトに取り付けてあるD環とカラビナ環は、簡易のU字吊り安全帯を作るためのもの。
お師匠さんから頂ました。
青ロープに取り付けられた短い赤ロープが「ミソ」で、ここでロープ長さを調整します。
通常の安全帯に比べて軽いこと、ロープなので何かと使い道が多いことなど、とても機能的な一品です。
もちろん、メーカ保障はありませんので個人責任です。
この赤ロープの要領は、伐倒時にロープを掛けた際の長さ調整にも応用できます。
とても勉強になります。
<足回り>
チェーンソー作業で最も危険な下半身。
パンツには Husqvarna(ハスクバーナ) の プロテクティブズボン クラシック を使用しています。
万が一、チェーンソーが足に当たっても、ズボン内に仕込まれたプロテクション素材が、回転するソーチェーンに絡みつくことで、チェーンソーの回転を止めるというもの。
実は... 左足の膝上辺りにチェーンソーが当たった痕が・・・ 怖!
このパンツは、足部裏にジップアップ式の通気口があります。
保護材が仕込まれているため、着用時は暑いのですが、このベンチレータにより助けられます。
使用感は、形状がストレートということもあって若干タイトかな。(体型にもよる)
わたしは身長170cmの普通体型で、48のサイズを選びました。
皆さんが言われるように、やっぱり裾が余るので、脚絆(きゃくはん)で押さえています。
シューズは、丸五さんのマジカルフォレスター。
履くのが楽なファスナー付き #003 です。
以前は、綿布タイプの山林業用スパイク安全靴を使用していましたが、柔らかいせいか、わたしには歩き難くて変えました。
脛(すね)にはステンレス板が入った安全脚絆を装着し、裾のバタつきを押さえています。
<ヘルメット>
色んなものが降ってくる間伐作業。
作業によっては落下や滑落の危険も伴うので、頭の保護はとても重要です。
使用しているのは、KONG の MOUSE WORK というヘルメット。
騒音対策のイヤマフは、PELTOR の H520 、飛散物からの保護対策として、 PELTOR のバイザーにステンレスメッシュのフェイスガードを取り付けています。
汗対策として、頭にタオルを巻いてからヘルメットを着用しますが、ダイヤル式のサイズ調整が良い働きをしてくれます。
イヤマフの遮音性も良く、作業時のエンジン音が気になりません。
それでいて、周りの声などは比較的聞こえるので、使い勝手が良いです。
みなさん、色んなスタイルがあって、それぞれに道具類も違ってて・・・
自分のスタイルを模索しながら、道具も合わせて考えて・・・
少しずつですが、楽しみながら揃えていってます。
しげ
0 件のコメント:
コメントを投稿