2015年も師走になりました。
何歳頃からだろ・・・一年過ぎるのが本当に早く感じるようになったのは・・・。
何かの文献で見たことがありますが、「経験に基づく行動が増えると心理的な時間経過を短く感じる」と書いてありました。
科学的な立証はないと思いますが、わたくし的には一理あると感じます。
やっぱり新しいことを経験する時間が多いほど、一日が充実し長く感じますので。
さて、師走になって最初の週末。
『水守森支援隊』の定例活動日に参加してきました。
今日の午後は「ぬかた会館」にて、森林整備シンポジウムが開かれましたので、午前を間伐に、午後はシンポジウムへの参加です。
先ずは午前の間伐。
ここの所、寒い日が続いていたので今日も寒いかなぁ・・・と冬支度して向かいました。
でも、結局暑くてインナー一枚に・・・。
去年の今頃は雪が降ってたんですがねぇ・・・。
今回も各所に散って作業を始めます。
同年代で同期入隊 スギさんの作業風景。
間伐が進んできたとはいえ、掛り木にはなります・・・。
大先輩も掛り木処理中・・・。
わたくしも・・・
先ずは受け口・・・
追い口入れて・・・
メキメキっ・・・掛木になりました。
カンバン職人さんからお借りしたフェリングレバーで、まわして外します。
今回は、突っ込み切りしたところにフェリングを突っ込んでまわす方法を教わりました。
これはっ! 「ラク~~っ!」 はまりそうです!
インパクトバー買おうかな・・・。
倒した後は枝払い。
わたくしは、結構上の方まで落とすタイプです。
今日一は、胸高直径24cmくらい。
まだギリギリ動かせれるサイズですね。
作業後。
大分明るくなってきました。
手を入れた分だけ綺麗になる・・・やりがいがあります。
食事の後は、森の総合駅に戻りシンポジウムに参加。
今回のテーマは『森林整備講演会』として、岡崎の森について考える・・(写真なしです・・・)
最初に、東京大学農学部・准教授 蔵治光一郎先生の講和から。
パネルディスカッションがメインですので、現状についてデータを交えた説明を行うとともに、それらを踏まえた数々の問題提起。
ちょっと驚いたのが、ここ岡崎市の水事情。
2006年に額田町を編入したことで、自己水の供給率が75%を超えているということ。
しかも、その水源の多くが河川表流水であるということ。
愛知県内での自己水率は勿論トップクラスで、河川表流水を使っているという点では、岡崎市のみといって良いくらい突出しています。
岡崎の水源は豊富で、水不足などが置きにくいことは知っていましたが、それが市内の潤沢な水源によるものだと言うことは驚きです。
このことからも、水の源であり、自然災害の抑制にもつながる森林整備は、生活を守る上でとても重要なことであることがわかります。
岡崎の約6割を占め、間伐遅れが訴えられている岡崎の森林は、これからを考え「今の時点でなんとかしなければならない」ということになります。
様々な問題提起がある中、時間の制約もあったため、パネルディスカッションとしての大テーマは以下の二点。
・ 森林整備として間伐が進まない理由と解決策
・ 山林部と街中の関係性を向上させるには
パネラーの方々から、様々な意見が聞かれましたが、ワタクシとしては後半テーマであった「山林の地域と街中の関係性について」が鍵を握っていると感じました。
やはり一部の方々で・・・というと無理があるものです。
リソースの面でも、アイディア、ディスカッションの面でも・・・。
であれば、色んな人の手を借りれば・・・という考え。
わたくし自身、自然には色んな意味で「興味」を持っていました。
ただ、今の山作業に携わるまでは、現在の山林の状況やその重要性を本当に理解していませんでしたし、林業自体が自分とは関係ない遠い世界の出来事であると考えていました。
チョットした関係から「間伐」という部分に触れ、知ることが出来ましたが、自分がそうだった様にいくら言葉で話しても、目で見て、体験せねば解らないところは多くあります。
昨今のアウトドアや登山・ハイキングブーム、田舎紹介の企画などにより、少なからず山というか自然に興味を持っている方は多いはず。
その興味が、「木を切るってど~なん?」って・・・ホント少し、数mmでも森林整備の方向に向いてくれると嬉しいですね。
本当に考えさせられる内容でした。
しげ
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