扉を開けたその瞬間から始まるいろんなこと...

2018/06/02

おかざき 森の健康診断

梅雨入り一歩手前っていう週末。
週中は雨が続いていましたが、金曜日から急展開の快晴。
今日は、岡崎市のイベントである「森の健康診断」に参加です!
額田中学にて朝8時。すでに暑くなりそうな空。
今回は全25班(もう少し増えてた気がする・・)で各チーム平均7名の大所帯。
各調査エリアに分かれて、一斉調査を行います。

開会式を終えたら車に分乗し調査地へ移動。
ワタクシの班は、集合場所から約30分の道のり。
車を降りたら、お話しながら調査地まで徒歩で向かいます。
やっぱり山の中は涼しい・・・。
早速調査を開始。
森の健康診断は、大きく分けて「植生調査」と「林分調査」の二本立て。
植生調査を簡単にいうと植えた木(植栽木)ではなくって、下草や低木の状態は?って事。
みんなでどんな草木があるか採集して・・・
どんな種類があるか確認しながら仕分け。
自然観察サポータさん、、大活躍です!
ワタクシは見てもサッパリわからないので・・・
植生調査の次は、林分調査。
植栽木がどのくらいの距離でどのくらい植わっているか。
そして、樹高を考慮することで調査した林の適正量を出す・・・という調査。
100平方メートルのエリアを設定し、中にある本数と胸高直径を測定していきます。
お次は樹高の測定。
スチール巻尺や尺蔵(シャクゾウ)を使用して測定するのですが、これが難しい。
ポイントを押さえれば簡単なんですが、中々安定しない。
何度か測定し、午前の部を完了。
時間は、13:00前・・・だいぶ押しました・・・。
お昼は、地元サポータさんのご協力で、集会所を借りての食事。
ありがとうございます。
午後はチョイと巻き気味で作業を進めます。
だって、時間が押してるから・・・
早速いきま~す、、植生調査。
続いて林分調査。
見ての通り、傾斜は結構キツイっす。
本数と直径を測定し・・・
樹高を測定。
う~ん、、尺蔵は安定したけどスチール巻尺は・・・
何とか予定作業を完了。
時間は15:15分・・・ちょいと予定時刻を超過。
みなさん、急がせてスミマセン・・・。

戻ってからは皆さんと調査結果を書き写し。
午前の調査地は「超々過密」!
…だって、56000本/haもあるし。
この樹高だと半分以上切らないと適正な林になりません…。
・100平米あたりの本数(B) = 54本
・中心木胸高直径(Da) = 15.0cm
・平均直径木胸高直径(Db) = 12.5cm (平均12.5cm)
・中心木樹高(Ha) = 13.76m (尺蔵値採用)
・平均直径木樹高(Hb) = 15.50m(尺蔵値採用)
・林分形状比 = Hb ÷ Db × 100 = 124
・10000平米あたり本数(P) = B × 100 = 5400本/ha
・平均樹間距離(A) = √(10000 ÷ P) = 1.36m
・相対幹距(Sr) = A ÷ Ha × 100 = 9.8
 → 適正本数 = 約1900本 (vs中心木樹高)  約65割間伐…

午後の調査地も「超過密」の結果。
ここは、太い木と細い木が混在してるので、このような結果になったかと。
選木した上で細木を除伐、その後に樹幹と空を見ながら調整すれば、適正林になると思います。

しばらくすると閉会式の時間。
参加された方々の感想を聞き、共感できることも多数。
あっという間の一日でしたが、皆さんと色んな話をたくさん出来て楽しい時間でした。
今後も森林に関わっていく上で、色んなパワーも頂けましたし。
そろそろ切りに行きたいな~。

みなさん、、本当にお疲れ様です。
ありがとうございました!

しげ

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