扉を開けたその瞬間から始まるいろんなこと...

2015/05/22

田舎で働き隊#4 ~ 田植え編 ~


 『田舎で働き隊!~田んぼプロジェクト』

前半のメインイベント、田植えの活動報告です。



連休明けの5/10(日)。
前日の田舎キャンプの余韻を残しつつ、少々肌寒い5:30に起床。

晩酌の片づけをしつつ、朝コーヒーを頂き・・・
朝食をとりつつ片付けを行っていると、テント設営場所の直ぐ下に カモシカ が・・・
昨日、竹の子散策部隊が竹林で遭遇したカモシカくんのようです。
田んぼの畦から、隊長の弟さんが手を鳴らして追いやると、目前を山に向かって走っていきました。

田植えは、朝 9:00から開始!


苗は、前日に届けられており、田んぼ近くに準備済み。
三枚ある棚田のうち、今回は一番下の段から開始します。


まずは、前日作成した線引き道具で、田んぼに目印となるガイド線を付けて行きます。
作業性を考えて押す方式とし、苗の間は 30cm で道具を作成しました。

ちゃんと線が引けるか心配でしたが、思ったより良い具合で線が引けます。
この線をしっかり引かないと、みんなが植えるときに困りますからね・・・。



線引きが終わると、いよいよ田植えに入ります。
隊長から、田植えの方法をご指導頂きました。
要点は・・・
  
 ・ 2~3株の苗を束から根っこごと千切る。
 ・ 中指に人差し指を添えて親指で根元を軽く持つ
   (指を添えるのは、苗の根元を傷めたり腰折れを防止するため)
 ・ 縦の苗間は20cm位で植える。手を広げたサイズを目安に
 ・ 中指・人差し指しの第二関節辺りまで挿入する
 ・ 親指を離すと同時に、中指と人差し指で苗の根元を軽く土壌に押しつける
 ・ 田植え中に苗を取りに 行かなくて良いように、苗の束を進行方向の前に投入しておく

苗の葉っぱが水面から出ないと、水が濁ったときに光合成が出来なくなってしまうため、植える深さは程度を見ながら…です。
代掻きで、土面を平らにしないと、こういった所にも影響が出ますね。


田んぼに植える苗の量について、苗株数の多いほうが沢山の稲穂が実ると思ってました。
隊長によると、田んぼで取れる量は日照量と土壌の栄養度合いによるため、沢山植えても少なく植えても結局は変わらないそうです。
少なければその分、沢山の日光を浴びる事ができ、風通しも良いので病気にもなりにくく、それぞれの株が大きく元気に育つそうです。
う~ん、、中々奥が深い...


ちなみに苗を真っ直ぐに植えるというのは、昔は行われていなかったようです。
もちろん、満遍なく日光を浴びせるという目的がありますが、苗の植え付け間隔を揃えることで、どんどん生えてくる様々な雑草の駆除が楽になる効果があります。
また、稲と見分けが付きにくく、大敵である雑草の「ヒエ」が生えてきたときも、植えた間隔がシッカリしていれば見分けがし易いとの事。
これこそ、長きの経験からくる知恵ですね。


さて、我々の田んぼはというと...

結構 きれいに植えられています。


実は一番下の田植えを行った時、残水量が多かったため線が見にくく、更に植え付けで歩いたときに濁ってしまったため、ちょっとお見せできない状態。

今後のメンテナンスは大変かもしれませんが、これも経験!
どうなっていくか、乞うご期待です。

作業完了は 大体予想通りの13:00。

今から当分の間は、田んぼ内外共に雑草たちとの戦いが始まります。
定期的に整備しながら、稲の状況をお伝えしていきます。


しげ

0 件のコメント: