田舎で働き隊2016 #4　～水漏れの修復＠緊急出動！編～

5月1日の水路整備作業を終え、体の色んなところに違和感を感じる翌日。
動けないことはないのですが、何だかだるい・・・
そんな中、タカ総隊長からメッセージ着信！

「とても残念なお知らせ・・・」

どうやら、水入れを行った田んぼの水が溜まらないとのこと。
このままだと、週末の代掻き作業が出来ず、田植えも出来ないことになってしまう・・・
「こりゃまずいっ！」ってことで、急遽出動！！

田んぼと麦わら

天気は快晴！
ただし、夕方から雨になる予報。
早めの作業を行うため、8時過ぎに現地へ到着。
お母さんに挨拶を済ませ、早速田んぼの様子を見に・・・

水漏れによる影響を防ぐため、入水口は前日から止めています。
タカ隊長からの連絡によると、水が溜まらないのが1段目と3段目。

1段目・・・水が付いてない

2段目・・・水湿りはあるが、ちょっと水抜けしてる？

3段目・・・水は入ってるようだが溜まらない？

さぁて、、どこから手を付けようか。
様子を見たけど、原因がはっきり掴めないので、いくつか考えられる理由をやってみようと・・・。

先ずは、一段目っ！

水際（出口）部と畔シート端部へ、水回り込み防止として泥を盛って畔塗り。
奥側の畔シート端部も。
その上で、全体一周に水道を設けて作業性を良くします。

水際整備後に水を一周引き込んで・・・

畔シート際の土を水と捏ねて、細かな泥を作ります。
やり方は・・・水道の水と周辺の土を足でフミフミ、マゼマゼ。
足踏みしながら、ゆっくり前に進んでいく感じ。
それを、石垣側を含めて一周。
畔部には沢山のモグラ穴を見つけたので、その箇所は木槌で叩いて締めて行きます。

モグラ穴・・上に、横に、、沢山ある・・・

フミフミ歩きを続けているとカエル君が先を先導。
昨年のこの時期は余り見られなかったけど、モグラ穴が多かった関係から越冬できたのかな。

ス～ッと泳いで、ピコっと顔出し・・・半分以上は先導してくれた

一周終わったら、水際の水位板を高くして、水を張ってみます。
取り入れ口からの水は全開っ！
この間も、田んぼ回りをフミフミしながら気になるところを鍬で耕しつつ・・・

水は溜まったので、コレが持つかどうか

溜まったところで、ちょっと休憩。
ちょうど時刻も10時になり、お母さんが差し入れを持ってきてくれました。
しばし、田んぼ際に座って、二人で「おしゃべり」時間。
この棚田は以前は畑だったこと、昔の草刈は手狩りのため2～3度がやっとだったこと、最近久しぶりにキツネが出てきたこと・・・。
キツネが出るとイノシシが減って教えてくれました。これは知らなかった。

そんなこんなで、作業再開。
先ずは、水漏れ点検。水を張ってから30分以上は経っているので・・・

休憩後の様子

水位・・・おぉっ！今のところOK！
下の田んぼへの水漏れも今のところOK！
おぉっ！！なんとかなりそう！！

下への漏れは見られない！

この勢いで二段目も。
ここは水は溜まったと聞いてたけど、一応一段目と同じ要領で水漏れをチェックします。

三段目に時間が掛かりそうなので、二段目までを午前中に完了させる計画。
何とか12：30頃に水張りを完了！
このまま、昼休憩中に漏れないか様子を見ます。

二段目まで水入れ

昼飯は、タカ隊長が寝ずに釣ってきた「黒鯛」のムニエルと鯛入り味噌汁、タケノコ煮に里芋味噌のせ、コールスローサラダに焼き鮭・・・
もうおなか一杯です。ご馳走様でしたぁ！

いつもながら、豪華な昼食

さぁて、ちょっとゆっくりしすぎた昼食後、水位の確認・・・

おぉっ！保ってます！
ただ、ちょっと水位が下がっているので原因調査。

1段目・・・水位調整水板の横と隙間からチロチロと水漏れ
2段目・・・水位調整部も怪しいが他にありそう・・・

3段目から2段目方向の石垣を見ると、2～3箇所、チロチロと水が漏れてます。
ただ、綺麗な水なので田んぼから直ではなく、山から下りてきた地下水系の可能性も。
一応、その周辺部の畔を叩いておきます。

寝てないのに元気なタカ隊長・・・

いよいよ課題の多い三段目に着手。
先ずは、水際（出口）周辺の整備。

箱の回りの土が削れてる模様。
他の田と同じく、水を一周引き込んでいる間に、ここに土を盛っていきます。
もちろん、泥だけだと流されてしまうので、奥に積んである石を埋めつつ・・・

ここの整備が一番時間掛かったかな。
シートも使って・・・なんだかテンポラリー間がすごい。
今のところはいいけど、水量調整が大変かも。
今から改善できるところは継続検討。