扉を開けたその瞬間から始まるいろんなこと...

2016/05/04

日曜きこり ~ 林縁部の抜倒 ~

5月の連休も丁度折り返し。
前日の夕方からは暴風雨でしたが、朝空けるとカラッと晴れた朝。
3月からズット参加できていなかった『水守森支援隊』の水曜活動日に参加してきました。

天気の良い朝 AM 8:15

今回の現場は間伐ではなく、林縁部の支障木の伐倒作業。
手前の2本を含めて、奥側にある6本の立木を山側へ倒します。

今日の作業対象木は、胸高直径で40cm位。
作業場所の対象木たち

山側へ確実に倒すため、「ひっぱりだこ」で引っ張りつつ、「チルホール」でもテンションを掛けます。
絶対に意図した方向へ倒したい時には、二本掛けが基本。
一本が緩んでも、もう片方が踏ん張ってくれるので、絶対に行ってはならない方向へ倒れることは防げるという考えです。

勿論、抜倒木に繋いだワイヤは、抜倒方向から支点を介してL型~V型になるよう力点(引っ張り元)を設置します。
これは力点で操作するオペレータの安全を確保すると共に、倒した後の段取り作業性を良くするためのもの。
二倍力、三倍力などの設置作業性も容易になります。
ひっぱりだこ と 対象木
午前中は段取りに手間取ったことや慎重に作業したことから二本のみ。
二本目以降からは、チルホールの二個使いに変更。
遠目から見ると細く見えますが、胸高直径40cmというと「太い!」と感じるサイズになります。
抜倒した二本(左)と午後の対象木(真中)
ここの現場ですが、水曜部隊がコレまでも作業していて、もっと太い70cm級が抜倒されています。
スギ、ヒノキで、そのサイズを倒したことが無いので、いつかはやってみたいもの。
ただ、支援隊が活動するような間伐遅れ林では、まず無いかな。
70cm級の切株
この光景は、間伐ボランティア団体というよりも、どこかの林業部隊の作業現場みたい。
使っている道具達も含めてね・・・
切り出した材の土場
人が近くにいると太さが解る。
このサイズは持ち上げれません。

昼食後は残りの対象木をドンドン抜倒していきます。
木に登って、枝払しつつ、ワイヤ掛けて・・・
二台のチルホールを設置して・・・
方向決めて受口をチェーンソーで入れて・・・
受け口を入れながら楔を打って・・・
チルホールで引っ張って倒して・・・
じゃまな枝を払いつつ、次の段取りへ・・・

この日の作業は15:00過ぎに完了。
何度かヒヤッとした面もありましたが、多くの勉強が出来た一日でした。

こういう現場、、また来たいなぁ。


しげ

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