扉を開けたその瞬間から始まるいろんなこと...

2022/07/23

とよた森林学校 ~ 地域の森・健康診断② 押井町の森健 ~

風が気持ちいい朝、なんだかカラっとしてる。
今日は、おいでんさんそん主催、とよた森林学校のイベントである「地域の森・健康診断」に参加してきました。
このイベントは2部構成。
前回は人工林の調査、天然林の観察、地域の暮らしと森の見学でしが、第二回目の今日は「地域tづくり・自治と一体となった持続可能な森づくり」を考えます。

まずは前回のおさらいとオープニングを行ったら、まずは東大教授の蔵治光一郎先生の講演から。
「自治的保全と活用」をテーマに、課題や講座の狙い、課題の解決方法など様々な切り口から説明頂きました。
興味深かったのは海外の取りくみ事例の紹介、自己責任論にみる欧州と日本の違い。
移動式チッパーは実物を見てみたいっ!
お次は山へ入り、フィールドワーク。
一つ目は、シッカリ整備された人工林で、針広混交林の考え方や施工方法を各班で検討。
この山が自分のものだとしたら、どういう方針で進める?という問い。
自分的には針広混交林が成り立つのか、いまだに理解できていない。
すっごい樹間を開けて広葉樹を育てるのなら、皆伐しちゃって天然林(自然の遷移に任せる)方がいいと考えている…
同じ班のメンバーから、スギは残して約8割を占めるヒノキを伐採、大きく抜いたところは自然に任せて天然林化。
これならある程度の理解はできる。
色んな意見が聞けておもしろかったなぁ…
さて、お次は天然林の観察へ。
伊熊神社の周辺は、自然の遷移が継続されている貴重な森なんだって。
200~300年生のモミの木や、他では見られないアサダの大木など。
草木の色んな話を聞きながら、やっぱ奥が深いなぁ…と思った。
こういう森は青木樹海以外で見たことないから新鮮だったなぁ。
山を下りて昼食を挟んだら、午後はグループディスカッション。
この押井の森をどうすべきか、いろんな角度から意見出しを行います。
どうしていくべきか‥課題はいっぱい出てくるが、はっきりとした結論は出ない。
なぜならば複合的な問題が絡んでて、何かをやればどうにかなるものではない。
でもね、こういったディスカッションの中で、すこしでも「やってみよう」というものが出てきて今後のヒントになればと思うんだよね。
それと、いうだけでなく行動に移していくこと。
今回のイベントに集まったメンバーは、本当に自分事としていろんな意見をぶつけてくれてる。
そんな中にも自分だったら、自分では、、というスタンスが見えてすっごく楽しいイベントだった。
今後も押井にはしっかりと向き合って、自分でできることを探していこうと思う。
とりあえずは、まだ続くオープンコモンズの検討会や、依頼地の間伐、お願いされたお宅周りの伐採などを進めていこっと。
今日は風が本当に気持ちいい1日だった。
明日は押井で間伐で~す。

みなさん、お疲れさまでした!
そしてありがとうございましたぁ!

しげ

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